地震リスクの低さ

沖縄は地震が少ない県としても知られています。特に震度が5強以上の地震は、近代的観測が開始(1926年)されて以来、一度もありません。文部科学省の地震調査研究推進本部によると、活断層も宮古島以外には確認されておらず、沖縄本島ではM4~5程度の地震は発生しているものの、歴史的被害は少ないとされます。このような研究からも、沖縄の地震のリスクは比較的低いと考えられます。

政府の地震調査委員会は、2013524日の発表で今後30年以内にM8~9クラスの南海トラフ地震が発生する確率は60~70%としていますが、そのような状況の中、沖縄の地震リスクの低さはビジネスを行う上でも有利な条件となります。また沖縄本島は、東京都からの距離が約1600kmも離れているため、首都圏で地震や津波が発生した場合に、同時に被災する可能性が極めて低いと言えます。このことから、多くの企業が沖縄にバックアップデータセンターを置き、BCP*の拠点として位置付けています。

沖縄に拠点を置くことは、日本でビジネスを行う上で、地震リスクの分散となります。この点も、沖縄への事業進出を検討する上で重要なポイントといえるでしょう。

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出所: 沖縄県 企画部 交通政策課 物流推進班
“OKINAWA Bridging Asia” より

 

BCP = Business Continuity Planning (事業継続計画) 災害などリスクが発生したときに重要業務が中断しないこと。また、万一事業活動が中断した場合でも、目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、業務中断に伴うリスクを最低限にするために、平時から事業継続について戦略的に準備しておく計画。

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出所: 文部科学省 地震調査研究本部 「沖縄県」