今後、沖縄のマーケットは非常に大きな成長を遂げることが見込まれています。その兆候を端的に示す数字が、日本経済研究センターによる都道府県別の中期経済予測です。2020年までのこの予測によると沖縄の実質経済成長率は、首都東京をおさえ全国一位となっています。
公共投資や民間住宅投資による建設業の安定性、観光業の堅調な成長、国や県の企業誘致と優遇税制によるIT業・金融業・物流業の伸び、コールセンター等のBPO(アウトソーシング事業)拠点の集積によるサービス産業の伸び等、高い実質経済成長の要因は数多く挙げられますが、最も直接的な要因は、全国一位の人口増加率です。
総務省の平成23年の統計によると、全国の人口増減率-0.20%に対し、沖縄は+0.59%となっており、2位の東京+0.28%を大きく引き離し、全国1位となっています。またこの統計では、沖縄県が全国で年少人口(0~14歳)の割合が最も高いこと、沖縄県が全国で唯一、年少人口が老年人口を上回る県であることも示されています。
また南西地域産業活性化センターの調査においても、全国の人口が急速に減少していくなかで、沖縄の人口が2025年まで伸び続け、ピーク時には144万人に達すると示されています。
人口の増加は、需要の拡大を招き、市場の成長を支え、企業の収益増加を後押しします。つまりこれらの数字は全て、沖縄のマーケットの高い将来性を示すものなのです。沖縄で事業の新しい展開を切り拓く上で、市場を構成する人口の増加は、あなたのビジネスを成長させる力強いベースとなることでしょう。
順位 |
都道府県 |
実質経済成長 |
---|---|---|
5 | 滋賀県 | 0.98 |
– | 全国 | 0.81 |
1 | 沖縄県 | 1.07 |
2 | 東京都 | 1.05 |
3 | 神奈川県 | 1.03 |
4 | 愛知県 | 0.98 |
・日本経済研究センター 都道府県別 中期経済予測実質経済成長率ランキング(07-20年平均)より
順位 |
都道府県 |
平成23年人口増加率 |
---|---|---|
5 | 福岡県 | 0.14 |
– | 全国 | -0.20 |
1 | 沖縄県 | 0.59 |
2 | 東京都 | 0.28 |
3 | 滋賀県 | 0.19 |
4 | 埼玉県 | 0.17 |
・総務省統計局 人口推計より